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TESHIMA MEETING art in katayama-tei

豊島=美術館、豊かな自然といったイメージが一般的かと思われます。
しかしながら、皆さんは豊島の過去の出来事について、あるいはリアルな現状について、どの程度ご存知でしょうか?
そう。島には永きにわたる様々な歴史・文化が存在していることを忘れてはなりません。
片山邸もそのひとつ。島が栄えた過去をいまに伝えてくれています。
他方で、つらく苦い歴史が多くあることも看過すべきではないでしょう。
○レ艇、豊島産業廃棄物問題、あるいは深刻な過疎化・超高齢化がすすむ現状…。
豊島で起こされてきた問題、起きつつある問題は、現代を生きる万人にとってぜったいに無縁ではあり得ません。
〈豊島MEETING〉プロジェクトは、そうした島の歴史・文化を参照しつつ、アートと豊島との関係を見つめ直す場として企画されました。
2011年に関西エリアで大反響を呼んだ「AMA展-Art Meets Amagasaki-」(旧尼崎警察署跡)メンバーを中心に、
地元の人びとと対話を重ねながら、双方のより良い在り方を模索します。第一弾は片山邸を舞台にした現代アート展。
“アートを愛する人びと”と“豊島を愛する人びと”との持続的な架け橋となっていくことを目指します。

片山邸泉屋

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瀬戸内海に浮かぶ豊島。
その最南端に、限界集落の甲生地区があります。
江戸末期、西日本屈指の材木商として財を成した片山氏が、この地区に立派なお屋敷を設けました。
それが片山邸(泉屋)です。
泉屋とは、邸内にある井戸の水量が豊富で、島中の井戸が枯れても滔々と水が湛えられていたことから、片山邸につけられた屋号です。
現存する母屋、書院、茶室は瀟酒そのもの。枯山水の庭には、樹齢700年のソテツ(香川県指定天然記念物)が枝幹を
広げています。
また讃岐松平公をはじめ、幕末には勝海舟ら海援隊が訪れた邸としても知られています。

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